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使用上の注意改訂 イグラチモドで無顆粒球症の副作用
[医療安全情報UpDate]

No.4841 (2017年02月04日発行) P.22

登録日: 2017-02-02

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  • 厚生労働省は1月10日、下記の添付文書改訂指示を発出した。

    イグラチモドで無顆粒球症の副作用
    関節リウマチを効能・効果とする「イグラチモド」(商品名:ケアラム錠25mg〔エーザイ〕、コルベット錠25mg〔富山化学工業〕)は、重大な副作用の項に「無顆粒球症」を追記する。直近3年度に国内で副作用症例として関連症例が10例報告されており、そのうち9例は因果関係が否定できない症例だった。
    多発性骨髄腫、5番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群を効能・効果とする「レナリドミド水和物」(商品名:レブラミドカプセル2.5mg、同カプセル5mg〔セルジーン〕)は、重大な副作用の項にB型肝炎ウイルスの再活性化を追記。重要な基本的注意には、本剤投与に先立って肝炎ウイルス感染の有無を確認することや、本剤の投与開始後は継続して肝機能検査や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化の徴候や症状の発現に注意することなどを追記する。
    多発性硬化症の再発予防及び進行抑制を効能・効果とする「インターフェロンベータ-1b(遺伝子組み換え)」(商品名:ベタフェロン皮下注用960万国際単位〔バイエル薬品〕)は、重大な副作用の項に「血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、溶血性尿毒症症候群(HUS)」を追記する。

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