株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

臨床研究の法制化を議論 [自民党PT・厚生労働部会]

No.4794 (2016年03月12日発行) P.10

登録日: 2016-03-12

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

自民党の社会保障制度に関する特命委員会 医療に関するプロジェクトチーム・厚生労働部会の合同会議が8日、臨床研究の法制化について議論した。厚労省は今国会での法案成立を目指すが、会議終了後、古川俊治厚生労働部会長は記者団に「まだ議論の余地がある」と述べ、今国会での成立は困難との見通しを示した。
相次ぐ臨床研究の不正発覚を受けて厚労省検討会が2014年に臨床研究の法制化を求める報告書を作成しており、厚労省はこれに基づき法案を作成した。
法案の規制対象は「未承認・適応外の医薬品等の臨床試験」「製薬企業等から資金提供を受けた医薬品等の臨床試験」。試験を実施する医師等に対してインフォームド・コンセント取得、モニタリング・監査の実施などを義務づける。違反した場合、厚労相は改善命令を行い、従わなければ臨床試験の中止を命じることができる。


関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

関連物件情報

もっと見る

page top