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15年度税制改正「かなり踏み込んでもらった」 - 日医横倉会長
日医の横倉義武会長は7日の記者会見で年頭の挨拶を行い、昨年末にまとまった与党の2015年度税制改正大綱について「かなり踏み込んでもらった」と評価した。大綱は、医療機関の控除対象外消費税問題を検討事項に位置づけ、抜本的な解決に向け、個々の診療報酬項目に含まれる仕入れ税額に相当する部分を「見える化」するなどして実態を正確に把握すると明記した。
保険診療では消費税が非課税のため、設備投資や医療材料の仕入れなどで控除対象外消費税が発生する。診療報酬で補填される形になっているものの医療機関の負担は小さくなく、その解消が医療界の課題となっている。
横倉会長は負担の在り方について、「いろいろな経営形態があり、消費税に対する感じ方が違うのも事実」と指摘。今後は病院団体とも協議し、「建物や高額な医療機器など過度な負担になっている控除対象外消費税の軽減を強く訴えていく」と述べた。
