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小さな膵腫瘤に対する超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)の適応や注意点について

登録日: 2024.07.02 最終更新日: 2026.02.21

藤森 尚 (九州大学病院肝臓・膵臓・胆道内科講師) 小倉 健 (大阪医科薬科大学病院消化器内視鏡センター教授)

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小さな膵腫瘤に対する超音波内視鏡下穿刺吸引法(endoscopic ultrasound-guided fine needle aspiration:EUS-FNA)の適応や注意点についてご教示下さい。
大阪医科薬科大学病院・小倉 健先生にご解説をお願いします。

【質問者】藤森 尚 九州大学病院肝臓・膵臓・胆道内科講師


【回答】

【適切な位置に描出することや,穿刺針の選択が重要である。また,病変を貫かないように愛護的に穿刺を行う】

EUSは,超音波観測装置の改良もあって,膵腫瘤を小さい段階で指摘できる症例も増えてきています。10mm以下の膵癌切除例の5年生存率が80%を超えることから1),一般的に“小さい膵腫瘤”は10mm以下を示すと考えられます。

膵小腫瘤として鑑別すべきは,膵癌のほか,内分泌腫瘍や膵内リンパ節など多彩です。診断によって外科術式が異なり,また経過観察を行う疾患もありますので,基本的には,小さい膵腫瘤であってもEUS-FNAの適応は通常のEUS-FNAと変わらないと考えられます。しかし,腫瘤径が小さい場合は,EUS-FNAが難しくなると考えられますので,いくつかのコツが存在します。

まずは穿刺針の選択です。いわゆる組織採取針は,一般的に疎通性が良好ではなく,10mm以下の腫瘤の穿刺に際しては少々困難な場合があります。腫瘤内に穿刺針が到達できない場合は,もちろん組織採取はできませんので,疎通性のよいFNA針もしくは組織採取針を選択することがポイントです。


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