
【背景】
肺炎球菌は肺炎の原因菌として最も分離頻度の高い細菌である。乳幼児や高齢者の場合には,中耳炎や副鼻腔炎,髄膜炎,菌血症などの原因にもなる。その形態学的特徴から肺炎双球菌とも呼ばれるグラム陽性菌で,菌体外膜の莢膜が白血球による攻撃に抵抗を示し,強い病原性の原因となっている。現在,約100種類の莢膜血清型が知られる。髄膜炎由来の肺炎球菌のペニシリン耐性率が30%を超えて問題となっている1)。
登録日: 2024.01.16 最終更新日: 2026.02.21

肺炎球菌は肺炎の原因菌として最も分離頻度の高い細菌である。乳幼児や高齢者の場合には,中耳炎や副鼻腔炎,髄膜炎,菌血症などの原因にもなる。その形態学的特徴から肺炎双球菌とも呼ばれるグラム陽性菌で,菌体外膜の莢膜が白血球による攻撃に抵抗を示し,強い病原性の原因となっている。現在,約100種類の莢膜血清型が知られる。髄膜炎由来の肺炎球菌のペニシリン耐性率が30%を超えて問題となっている1)。