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診療所で副腎のホルモン産生腫瘍を見つけたい[プラタナス]

登録日: 2021.11.27 最終更新日: 2026.02.21

雨森正記 (医療法人社団弓削メディカルクリニック・ 滋賀家庭医療学センター院長)

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32年前に診療所に赴任した時、副腎のホルモン産生腫瘍を見つけたいと思っていた。なぜなら、副腎のホルモン産生腫瘍「原発性アルドステロン症」「褐色細胞腫」「クッシング症候群」は有名な割に、実際に見つかることは少ないが、手術切除すれば降圧薬の服用も必要なくなるからだった。

血圧が高く、これはと思った方は検査をしてみたが、外れてばかりでやはり普通の地域の診療所では難しいのかな、と思っていた。14年目にようやく典型的な臨床経過の原発性アルドステロン症の患者を初めて診断し、術後血圧が正常化しすごく喜ばれた。それからは他の2種類も見つけたいとさらに思うようになり、その後数年で、褐色細胞腫も診断することができた。

最後に残ったのがクッシング症候群。これは頻度が格段に低く無理かなと思っていたが、ついにその時が訪れた。


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