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C型肝炎[私の治療]

No.5092 (2021年11月27日発行) P.40

森川賢一 (北海道大学大学院医学研究院消化器内科学教室准教授)

坂本直哉 (北海道大学大学院医学研究院消化器内科学教室教授)

登録日: 2021-11-30

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  • C型慢性肝炎とは,C型肝炎ウイルス(HCV)の感染により6カ月以上にわたり肝臓の炎症が持続し,肝細胞障害による肝機能検査値の異常を認め,ウイルス感染が持続している状態とされる。放置すると末期肝疾患,肝細胞癌,および肝臓関連死の主要原因となる。HCV感染から20~30年かけて肝炎が持続的に続いた結果,緩徐進行性に肝硬変に移行する。

    ▶診断のポイント

    肝炎ウイルスの同定(HCV抗体陽性,HCV-RNA陽性)が診断の決め手となる。

    ▶私の治療方針・処方の組み立て方

    C型肝炎治療の目標はHCV持続感染により惹起される,末期肝疾患,肝細胞癌,および肝臓関連死を防ぐことにある。この治療目標を達成するため抗ウイルス療法を行い,HCVの排除をめざす。2014年9月よりわが国で使用可能になった新規経口直接作用型抗ウイルス薬(direct acting antiviral:DAA)を用いたインターフェロン(interferon:IFN)フリー治療が,IFNベースの治療に代わって主流である。

    DAA使用に関しては,腎機能やHCV薬剤耐性変異の存在に注意を要する。

    DAAは既存の薬剤との併用注意・併用禁忌薬が存在する〔「C型肝炎治療ガイドライン(第8版)」1)の資料2を参照〕。

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