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特集:在宅でがんの痛みに対処する

No.4814 (2016年07月30日発行) P.23

谷水正人 (国立病院機構四国がんセンター副院長)

登録日: 2016-09-16

最終更新日: 2016-11-21

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監修:谷水正人(国立病院機構四国がんセンター副院長)

地域医療計画に先行してがん医療の再編が進んでいる。がん対策推進基本計画には,がんと診断されたときからの緩和ケア,がん患者と家族の苦痛の軽減と療養生活の質の向上が掲げられ,かかりつけ医には在宅医療におけるがんの苦痛への対応が期待されている。
本特集では,緩和ケア領域における新進気鋭の先生方に,がん緩和ケアの最近の考え方・評価の方法・緩和ケア研修会についてや,がん性疼痛治療(特にオピオイドなどの薬物療法)のコツをまとめて頂いた。また,在宅医療という多職種連携の場で生じやすい信念対立の問題についても紹介して頂いている。かかりつけ医は多職種連携の調整役・チームリーダーを担わなければならない。チーム医療における信念対立解明アプローチは,今後トピックになる話題であるので,本特集が在宅緩和ケア推進の一助になれば幸いである。


1 がんと診断されたときからの緩和ケアを実践する
─痛みの評価
京都府立医科大学疼痛・緩和医療学講座 山代亜紀子
京都府立医科大学疼痛・緩和医療学講座教授 細川豊史


2 がん性疼痛の治療
国立病院機構四国がんセンター緩和ケア内科 三浦耕資


3 在宅緩和ケアにおける多職種チームの困難を克服する
静明館診療所 大友 宣
聖ヶ丘サテライトクリニック院長 岡本拓也

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