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夜間頻尿の男性患者に対する最新の治療戦略は?

No.5077 (2021年08月14日発行) P.53

賀本敏行 (宮崎大学医学部泌尿器科教授)

舛森直哉 (札幌医科大学泌尿器科教授)

登録日: 2021-08-11

最終更新日: 2021-08-10

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  • 過活動膀胱や頻尿に対して新たな薬剤が登場しています。夜間頻尿の男性患者に対する最新の治療戦略について,札幌医科大学・舛森直哉先生にご回答をお願いします。

    【質問者】

    賀本敏行 宮崎大学医学部泌尿器科教授


    【回答】

    【飲水指導などに抵抗性の夜間多尿の男性にはデスモプレシンを使用】

    わが国の疫学調査によると,夜間頻尿の頻度は下部尿路症状の中で最も高く,その頻度は男女とも加齢とともに増加する,そしてQOLを大きく損なうことが示されています。

    (1)原因

    夜間頻尿の原因は多彩であり,多尿・夜間多尿,膀胱蓄尿障害,睡眠障害,循環器疾患が,単独あるいは複数で関与します。原因の推測のためには,排尿時刻,排尿量,水分摂取状況などを記録する排尿日誌が有用です。これにより,1日を通して多尿なのか(24時間尿量が40mL/kg体重を超える),夜間多尿なのか(夜間尿量を24時間尿量で除した夜間多尿指数が,>65歳では>33%,若年者では>20%),膀胱容量が低下する前立腺肥大症や過活動膀胱などの膀胱蓄尿障害なのかの鑑別が可能になります。夜間多尿は,夜間頻尿の原因の中でも特に注目される病態で,水分過剰摂取,加齢による抗利尿ホルモンの分泌低下,高血圧や心不全などの循環器疾患,利尿薬やCa拮抗薬などの薬剤が原因となります。

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