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悪性腫瘍に対する鼻内内視鏡手術の適応基準・頭蓋底手術との違いは?

No.4999 (2020年02月15日発行) P.53

清水 顕 (東京医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野臨床准教授)

小澤宏之 (慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科専任講師)

登録日: 2020-02-14

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  • 鼻内内視鏡手術は手術器具の進歩とナビゲーションの導入により適応が大きく変化しました。悪性腫瘍に関しても内視鏡手術が応用されています。悪性腫瘍に対する適応基準および頭蓋底手術との違いについて,慶應義塾大学・小澤宏之先生にご教示をお願いします。

    【質問者】

    清水 顕 東京医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野臨床准教授


    【回答】

    【早期の悪性腫瘍に対しては内視鏡手術が適応になる】

    近年,鼻内視鏡手術は,画像の高精細化や種々の弯曲鉗子,ドリル,エネルギーデバイスなどが開発され,これまでは切除が難しかった鼻副鼻腔由来の頭蓋底腫瘍の治療に積極的に用いられるようになりました。従来の頭蓋底手術は,開頭あるいは顔面皮膚切開を要するopen approachが主体で,整容面に問題があることや,前頭葉圧迫による頭蓋内への影響が生じうるなど侵襲度の高い手術です。内視鏡下頭蓋底手術ではこれらの問題が生じないため,侵襲が軽減できる利点があります。一方で器具の干渉や,切除する組織が視野の妨げになること,適切な安全領域を取ることが難しいことなどの手術手技上の問題点があります。

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