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特集:プライマリケア医のための結核診療─見逃さない,治療を中断させない

No.4982 (2019年10月19日発行) P.19

監修: 加藤誠也 (結核予防会結核研究所所長)

登録日: 2019-10-21

最終更新日: 2019-10-16

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監修:加藤誠也(結核予防会結核研究所所長)

■監修のことば

プライマリケア医が日常臨床で診療する機会は少なくなったが,高齢者に加えて外国出生者の問題が大きくなっている。患者発見の遅れは高齢者の予後に直結するだけでなく,周囲の人への感染,さらには集団感染の原因になる。早期発見とともに治療完了が重要であり,地域における医療連携や保健所と関係機関さらに職種間の連携に基づく患者中心の服薬支援が求められている。また,新たな感染者や免疫低下要因を持つ発病リスク者に対する潜在性結核感染症治療を推進する必要がある。

■目次

1 どのようなときに結核を疑うか?
藤田 明(東京都保健医療公社多摩南部地域病院副院長)

2 結核標準治療と地域DOTSにおけるプライマリケア医の役割
根本健司(根本医院院長)/齋藤武文(国立病院機構茨城東病院胸部疾患・療育医療センター院長)

3 結核診療における保健所との連携
阿彦忠之(山形県健康福祉部医療統括監)

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公立小浜温泉病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 消化器内科 2名、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科(泌尿器科)・消化器外科 各1名
勤務地: 長崎県雲仙市

公立小浜温泉病院は、国より移譲を受けて、雲仙市と南島原市で組織する雲仙・南島原保健組合(一部事務組合)が開設する公設民営病院です。
現在、指定管理者制度により医療法人社団 苑田会様へ病院の管理運営を行っていただいております。
2020年3月に新築移転し、2021年4月に病院名を公立新小浜病院から「公立小浜温泉病院」に変更しました。
6階建で波穏やかな橘湾の眺望を望むデイルームを配置し、夕日が橘湾に沈む様子はすばらしいロケーションとなっております。

当病院は島原半島の二次救急医療中核病院として地域医療を支える充実した病院を目指し、BCR等手術室の整備を行いました。医療から介護までの医療設備等環境は整いました。
2022年4月1日より脳神経外科及び一般外科医の先生に常勤医師として勤務していただくことになりました。消化器内科医、呼吸器内科医、循環器内科医及び外科部門で消化器外科医、整形外科医の先生に常勤医師として勤務していただき地域に信頼される病院を目指し歩んでいただける先生をお待ちしております。
又、地域から強い要望がありました透析業務を2020年4月から開始いたしました。透析数25床の能力を有しています。15床から開始いたしましたが、近隣から増床の要望がありお応えしたいと考えますが、そのためには腎臓内科(泌尿器科)医の先生の勤務が必要不可欠です。お待ちいたしております。

●人口(島原半島二次医療圏の雲仙市、南島原市、島原市):126,764人(令和2年国勢調査)
今後はさらに、少子高齢化に対応した訪問看護、訪問介護、訪問診療体制が求められています。又、地域の特色を生かした温泉療法(古くから湯治場として有名で、泉質は塩泉で温泉熱量は日本一)を取り入れてリハビリ療法を充実させた病院を構築していきたいと考えています。

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