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リンパ脈管筋腫症[私の治療]

登録日: 2019.07.09 最終更新日: 2026.02.21

高田俊範 (新潟大学大学院医歯学総合研究科呼吸器・感染症内科学分野特任教授)

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リンパ脈管筋腫症(lymphangioleiomyomatosis:LAM)は,LAM細胞と呼ばれる平滑筋様細胞の増殖,転移と,それに伴って起こる諸症状からなる全身疾患である。LAMには,単独で発症する孤発性LAMと,結節性硬化症(tuberous sclerosis:TSC)に伴って発症するTSC-LAMとの2種類がある。LAM細胞では,主にTSC2遺伝子の変異によってmTOR活性が亢進している。LAM細胞は,VEGF-Dやプロテアーゼを産生する。VEGF-Dはリンパ管の増生を,プロテアーゼは肺組織破壊により肺囊胞の形成をきたす。

▶診断のポイント

孤発性LAMとTSC-LAMのどちらも,ほとんどは妊娠可能な年齢の女性に発症する。特徴的な胸部CT所見(両肺びまん性/散在性に多発する境界明瞭な薄壁囊胞)があり,病理学的にLAM細胞または乳び胸腹水中のLAM細胞クラスターが証明されれば確定診断となる。


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