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内視鏡的膵管ステント留置術(EPS)のポイントと適応は?

登録日: 2019.06.24 最終更新日: 2026.02.21

佐貫 毅 (北播磨総合医療センター消化器内科部長) 岩田圭介 (岐阜県総合医療センター消化器内科胆膵内科部長)

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近年,膵疾患や内視鏡的逆行性胆管膵管造影(endoscopic retrograde cholangiopancreatography:ERCP)後膵炎予防目的などで内視鏡的膵管ステント留置術(endoscopic pancreatic stenting:EPS)を施行することもありますが,手技のポイントや適応について具体的にご教示頂ければ幸甚です。岐阜県総合医療センター・岩田圭介先生にご回答をお願いします。

【質問者】

佐貫 毅 北播磨総合医療センター消化器内科部長


【回答】

【ERCP後膵炎の予防目的では保険適用にならないことに注意】

EPSは膵管狭窄を有する患者において,狭窄上流の膵管減圧と狭窄部の拡張効果を目的として行う治療です。主に慢性膵炎の患者において,膵管狭窄に起因する腹痛,繰り返す膵炎発作,症状を伴う膵囊胞などを認める場合に,EPSを行います。またご質問にもある通り,ERCP後膵炎の予防を目的としてEPSを行う場合があり,「ERCP後膵炎ガイドライン2015」1)においても膵炎の高リスク患者に対するEPSが推奨されていますが,ERCP後膵炎の予防を目的とした使用は保険適用とならないため注意が必要です。

EPSにはプラスチックステントを使用することが一般的であり,悪性胆道狭窄のようにメタルステントの留置は原則として行われていませんが,膵管においてもメタルステントによる良好な狭窄改善効果がいくつか報告されています2)。しかし,膵管専用のメタルステントはわが国では市販されておらず,難治性の膵管狭窄に対してメタルステントの留置を行う場合は,倫理委員会の承認のもとに臨床試験として行うことが望まれます。


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