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膀胱腫瘍[私の治療]

No.4963 (2019年06月08日発行) P.44

三宅牧人 (奈良県立医科大学泌尿器科学教室)

藤本清秀 (奈良県立医科大学泌尿器科学教室主任教授)

登録日: 2019-06-10

最終更新日: 2019-07-09

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  • 膀胱上皮粘膜より発生する腫瘍のうち悪性のものを「膀胱癌」と呼び,その90%以上が病理学的に尿路上皮癌(移行上皮癌)と診断される。男性は女性の約4倍高率で,喫煙は罹患危険因子である。通常,診療においては臨床像が大きく異なる筋層非浸潤癌と筋層浸潤癌に大別して取り扱う。

    ▶診断のポイント

    膀胱鏡は膀胱癌を疑う症状(特に無症候性間欠的血尿)を示すすべての患者において実施すべき検査である。血尿以外にも膀胱刺激症状や頻尿が初発症状となることも少なくない。エコーやCTなどの画像診断技術の進歩に伴い偶発癌も増加している。尿細胞診の特異度は90~100%と高く膀胱癌診療には必須の検査ではあるが,感度が40~60%と低い。

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