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薬物アレルギー[私の治療]

No.4963 (2019年06月08日発行) P.42

飯沼智久 (千葉大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学)

岡本美孝 (千葉ろうさい病院院長)

登録日: 2019-06-08

最終更新日: 2019-07-09

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  • 投与された薬物が予測した通常通りの作用ではなく,有害な反応や症状を引き起こした場合を薬物過敏症とする。その中で,原因薬物が抗原となり,特異的な抗体やリンパ球などが免疫過剰反応を起こしたものを薬物アレルギーとする。医原性疾患でもあり予想外に重症化する場合もある。対応が遅れれば患者トラブルが起こる可能性を秘めており,注意が必要である。

    ▶診断のポイント

    基本的には,以前に摂取したことがありアレルギー症状が起こる直前もしくは1〜2日前に摂取した薬剤を原因薬剤と疑う。詳細な問診が必要である。

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