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【他科への手紙】外科→麻酔科

No.4788 (2016年01月30日発行) P.55

八幡浩信 (沖縄県立北部病院外科部長)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-01-27

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  • 当院は、沖縄県名護市にある300床あまりの小さな総合病院である。名護市と聞けば、「どこかで聞いたような」という方もいるかもしれないが、2000年に沖縄サミットが開催され、最近では米軍基地移設問題で揺れている辺野古地区のあるところと言えば思い出してくれるだろうか?当院の医療圏は沖縄県全体の約4割弱を占め(東京23区より広い)、その中の2つしかない中核病院のうちの1つである。24時間、365日、一次から三次救急まで対応し、心臓外科・小児外科を除くほとんどの外科治療を完結させているのが小さな自慢だ。

    この地域もほかの地方と同様に、高齢化の問題を抱えている。その特性上、高齢で基礎疾患のある患者さんが多く、しかも飛び込みで受診してくることも少なくない。当然、リスクの高い手術も多く、「この患者さんは本当に手術に耐えられるだろうか?」と不安に駆られることばかりである。

    そんな中でも、心強い味方となってくれているのが麻酔科の先生方である。いつも我々の肩の荷を分担してくれ、麻酔科に手術を断られたという話はいまだかつて聞いたことがない。また、夜間・休日はオンコール体制なのであるが、電話一本で飛んできてくれ、受診から30分あまりで手術室へ入室することはめずらしくない。こんなものだと思っていたが、よその外科医へ話すと驚かれた。

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