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■NEWS 熱中症搬送、8月も過去最多3万人超え―総務省消防庁

No.4927 (2018年09月29日発行) P.20

登録日: 2018-09-21

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総務省消防庁は20日、8月の熱中症による救急搬送者数が3万410人で、昨年(1万7302人)の1.76倍に上ったとの確定値を発表した。8月としては2010年の2万8448人を上回り、2カ月連続で月別搬送者数の過去最多を更新した。東日本、西日本で上旬と下旬を中心によく晴れて猛暑が続いたことが影響した。

人口10万人当たりの搬送者数は23.93人だった。都道府県別で最も多かったのは長崎(35.94人)で、熊本(34.71人)、岡山(33.25人)、三重(33.21人)、大分(33.10人)と続く。上位には西日本の県が多く並ぶが、北海道(5.93人)、青森(7.80人)、岩手(17.90人)、宮城(18.55人)など、秋雨前線の影響で雨が多かった北日本でも昨年の3~4倍を記録している。

初診時の傷病程度別では、軽症(外来診療)が2万280人(66.7%)で最も多く、次いで中等症(入院診療)が9522人(31.3%)、重症(長期入院)が485人(1.6%)、死亡が20人(0.1%)の順となっている。

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