◆考えるヒント:今回は common
7カ月前の午前2時頃,両顎の痛みで目が覚めた。痛みは15分ほどで消失し再入眠したが,午前5時頃にも同様の症状が出現。近医でロキソプロフェンを処方されたが,その後も症状を繰り返した。4カ月前に総合病院循環器内科に入院し,頭頸部MRIや冠動脈CTを施行されたが異常を認めず,精査目的で当部紹介となった。
痛みは2〜20分ほど持続し,1日数回の頻度で,特に夜間から明け方に出現する。痛みの範囲は下顎から両側顎関節で(図1),頸部や両肩に放散することがある。労作や食事を含めて誘因はない。既往歴は高血圧,僧帽弁・三尖弁閉鎖不全症,心房細動,脂質異常症で,カンデサルタン,スピロノラクトン,アゾセミド,ビソプロロール,リバーロキサバン,ジゴキシン,ロスバスタチンを内服している。
一般血液・生化学所見は正常範囲。
