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CASE24 喘鳴時の臨床検査値の読み/発熱に引き続く喘鳴を伴う呼吸困難にて入院となった高齢男性[CAUTION!臨床検査の落とし穴]

登録日: 2014.03.22 最終更新日: 2026.02.21

石垣昌伸 (社会医療法人仁愛会浦添総合病院呼吸器センターセンター長)

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【症例紹介】

78歳の男性。20~40歳まで20本/日の喫煙歴。55歳喘息。72歳より高血圧,糖尿病。内服薬は,フロセミド20mg 1錠 朝,スピロノラクトン25mg 1錠 朝,バルサルタン80mg 1錠 朝,シルニジピン5mg 1錠 朝,リナグリプチン5mg 1錠 朝,メトホルミン250mg 1錠 1日3回,ナテグリニド30mg 1錠 1日3回。娘と孫に喘息。8月24日起床時より倦怠感あり。咳と膿性痰を認め,喘鳴を伴う呼吸困難が出現し,救急外来受診。体温39.5℃,血圧160/81mmHg,心拍数113/分,呼吸数20/分,SpO2 90%(room air)。胸部X線上,軽度過膨張肺,心胸郭比60%,Kerley B lineやbutterfly shadowは認めない。検査結果を表1に示す。


検査値のどこに悩んだか

本例は,既往歴,家族歴ともに喘息の病歴があるが,55歳と遅い発症の成人喘息であり,病歴上17年間喘息発作はない。78歳と高齢で,1箱×20年間の喫煙歴があり慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease;COPD)も考慮される。また,利尿剤を含む高血圧治療がなされており,高血圧性心疾患を基礎とするうっ血性心不全(心臓喘息)も考えておく必要がある。喘鳴を伴う呼吸困難の本態が気管支喘息発作なのか,その他の喘鳴を起こす疾患なのか。誘因となった疾患は何であろうか。喘鳴を伴う疾患を表2に示す。これらの,診断をとらえる検査としては,X線,CT,超音波検査,肺機能検査,NT-proBNP検査,D-ダイマー検査などがある。



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