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翼状片の最近の治療方法と再発率【マイトマイシンCを使った有茎結膜弁移植術の再発率は3.96%】

登録日: 2017.04.27 最終更新日: 2026.02.21

相原 一 (東京大学医学部眼科学教授) 宮田和典 (宮田眼科病院院長)

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翼状片の最近の治療方法と再発率について,宮田眼科病院・宮田和典先生にご教示をお願いします。

【質問者】

相原 一 東京大学医学部眼科学教授


【回答】

翼状片は,結膜由来の増殖組織が角膜内に侵入し,視力障害を生じる疾患です。翼状片の手術の際に最も問題となるのは,手術の時期と再発です。手術時期は,異物感や外観上の問題があれば,患者の希望として適応になりますが,光学的には,視機能への影響を鑑みる必要があります。翼状片が角膜前面に侵入すると,直乱視化と屈折力の低下,視力低下が生じます。角膜形状解析による検討では,角膜翼状片方向は平坦化しており,視機能への影響は角膜形状の変化が理由と考えられます。

翼状片の手術方法は,翼状片除去と再発防止のための結膜弁移植です。さらに,再発予防のために術中にマイトマイシンCを使用することもあります。具体的には,翼状片頭部を切除後,切除部位の結膜下にマイトマイシンCを塗布後,生理食塩液でよく洗浄します。露出した強膜部分には,結膜の有茎結膜弁移植を行い,翼状片組織の侵入を防ぎます。

初発翼状片に対し術中マイトマイシンCを併用した有茎結膜弁移植術症例の後ろ向き検討では,術後1年以上観察できた1188眼の再発率は3.96%で,再発時期は平均4.5カ月,全例9カ月以内でした。再発の危険因子の解析を行ったところ,患者の平均年齢,性別,術眼,翼状片の大きさ,術者の技能,職業の中で,患者年齢と初心者の術者において有意に再発率が高いという結果になりました。


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