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(2)今朝から吐き気,嘔吐,頭痛がある36歳女性[特集:備えておくべき重篤疾患の診かた─見落としを防ぐには]

登録日: 2016.09.01 最終更新日: 2026.02.21

本村和久 (沖縄県立中部病院プライマリケア・総合内科副部長)

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1. 初期症状

特に既往歴・手術歴のない36歳の女性(主婦,夫と5歳の息子の3人暮らし)。今朝7時頃から吐き気,嘔吐,頭痛あり。5歳の息子が3日前に嘔吐・下痢で近医の小児科を受診し,「ウイルス性急性胃腸炎」と診断され,現在は元気になっているとのこと。「息子のお腹のかぜがうつった」と思い,近くのクリニックを受診した。

2. 考えられる疾患

内科一般を診る無床診療所を朝一番に受診した患者であるが,よくある疾患だけでなく,重篤な疾患も想定し,見落としを防ぐ病歴聴取・身体所見を考えてみたい。「お腹のかぜ」=吐き気・嘔吐として,鑑別を挙げてみた(表1)。
 いかにも息子から感染したウイルス性急性胃腸炎のように思えるが,落とし穴がないか経過をみていく。


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