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「けいれん」≠「てんかん」[プラタナス]

登録日: 2016.11.25 最終更新日: 2026.02.21

寺田清人 (NHO静岡てんかん・神経医療センター神経内科医長)

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当院はてんかんと神経難病に特化した病院で、私はそこでてんかん診療を行っている。てんかんは、有病率が約1%と言われるcommon diseaseである。多くの場合、診断から治療までガイドラインに沿って診療を進めることができるが、時には専門医でもその診断が困難なこともある。

てんかんの訴えのひとつとして「けいれん」がある。しかし、患者さんの言う「けいれん」が常にてんかん発作というわけではない。そのため、病歴聴取の際には言葉だけではなく、実際に身振り手振りを交えるなど、具体的な動きを確認することが重要である。しかし、詳細に病歴を聴取しても、さらには我々のような専門医であっても、病歴だけでは時に診断を見誤ることもある。そのため、病歴を補う検査が必要となる。

てんかん診療に特有の検査として、長期脳波ビデオ同時記録検査がある。この検査では、患者さんに脳波電極をつけたまま発作が記録できるまで検査室で過ごしていただく。大変な検査だが、発作症状の確認やてんかん原性焦点の決定などができるため、非常に有用な検査である。実際に発作を記録すると、病歴から想像していた発作と様子が異なることも経験され、時に診断が大きく変更されることもある。


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