乳輪乳頭再建のアートメイクについて患者への説明ポイントをご教示下さい。
東京慈恵会医科大学附属病院・冨田祥一先生にご解説をお願いします。
【質問者】
雑賀美帆 岡山大学病院形成外科/とくやままぶた・スキンクリニック副院長
【回答】
【施術後の管理と経過,リスク,MRI検査についての説明が重要である】
乳房再建術後に,針を用いて色素を真皮層に注入し,乳輪乳頭を着色する技法は「再建乳房アートメイク」として知られています。この技法は1970年代から乳房再建の見た目を仕上げる最終段階として行われています1)。乳輪乳頭再建を行うことで,乳房再建後の満足度がさらに向上することが多くの研究で示されています2)3)。アートメイクは,色,形,位置を自由に調整できるため乳輪乳頭再建に適した方法と言えますが,日本では刺青の文化が他国に比べて一般的ではないため,アートメイクに対して不安を抱く患者も少なくありません。そこで,安心して施術を受けて頂くために,施術後の管理や経過,リスク,そしてMRI検査との関係についてしっかりと説明することが大切です。