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頸肩腕症候群[私の治療]

登録日: 2026.08.29 最終更新日: 2026.08.29

若尾典充 (愛知医科大学整形外科学講座特任教授)

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頸肩腕症候群は肩こり・首の痛みを代表として首から上腕にかけて痛み・だるさ・しびれを呈する病態で,その病因・背景は非常に多岐にわたる。青壮年代・労働年代においては就労環境や日常生活での運動習慣,スマートフォン長時間凝視などが色濃く影響している。高齢世代では変性を基盤とした各種加齢性病変が影響をより強める。X線やMRIなどの画像診断で原因が特定できるものもあれば,画像や採血結果ではその主要因を同定できないものも数多く存在する。また,社会的要因や心理面の影響も否定できない。

▶診断のポイント

器質的疾患の有無を確認するため頸椎X線撮影で変性,アライメント,椎間孔狭窄を確認する。神経症状を合併する場合には,頸椎症性神経根症/脊髄症,頸椎椎間板ヘルニアの確認のためMRIを施行する。また,疾病以外の背景を明確にするため,生活習慣,運動習慣,業務内容を詳細に問診で把握することは治療上,大変重要である。


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