喘息に合併する好酸球性鼻副鼻腔炎(eosinophilic chronic rhinosinusitis:ECRS)への対策についてご教示下さい。
北東大阪耳鼻咽喉科 鼻・副鼻腔手術クリニック・朝子幹也先生にご解説をお願いします。
【質問者】
佐野博幸 近畿大学病院アレルギーセンター 呼吸器・アレルギー内科教授
【回答】
【Type2炎症主体の喘息患者にはECRSの合併が多く,治療には上下気道の包括的管理が重要】
Type2炎症主体の喘息には高率にECRSが合併します。そして,ECRSの合併は喘息の重症化,難治化と関わりが深く,上気道への対策が重要です。アレルギー性鼻炎と喘息の深い関わりについては“one airway, one disease”というコンセプトが浸透していますが,喘息と鼻副鼻腔炎も関わりが深く,European Position Paper on Rhinosinusitis and Nasal Polyps(EPOS)では,2020年に“global airway disease”という包括的に気道炎症をとらえた概念が提唱されています。
