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アミロイドーシス[私の治療]

登録日: 2026.06.20 最終更新日: 2026.06.20

堀田哲也 (苫小牧市立病院内科/院長)

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アミロイドーシス(amyloidosis)は,難溶性蛋白であるアミロイドが臓器に沈着し,複数の臓器が障害される全身性と,限局した部位にのみ沈着する限局性に大別される。全身性アミロイドーシスでは,不整脈,心不全,蛋白尿,腎不全,頑固な便秘や下痢,末梢神経障害などの様々な全身症状がみられ,予後不良である。
アミロイドのもととなる前駆物質により細分類されているが,病型により病態や治療法が異なるため,病型診断が重要である。
治療法の進歩により予後が改善してきており,専門医への紹介やコンサルトが重要である。

▶診断のポイント

多彩な臨床症状からアミロイドーシスを疑い,生検組織のコンゴーレッド染色でアミロイドの沈着を証明する。免疫組織染色または質量分析によるアミロイド蛋白の同定により,病型が決定される。

ALアミロイドーシスは単クローン性の形質細胞由来の免疫グロブリンの軽鎖,AAアミロイドーシスは慢性炎症に伴って肝臓で産生される血清アミロイドA(SAA),ATTRアミロイドーシスはトランスサイレチン(TTR),Aβ2Mアミロイドーシスはβ2ミクログロブリン(β2 MG)が前駆物質となる。

ATTRアミロイドーシスの病型診断には,TTR遺伝子検査で変異の有無を確認する必要がある。

▶私の治療方針・処方の組み立て方

日本アミロイドーシス学会から,『アミロイドーシス診療ガイドライン2025』が発表された。治療法は,アミロイドの沈着過程を修飾する抗アミロイド療法と,アミロイド沈着の結果生じた臓器障害への対症療法に大別される。


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