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好酸球性鼻副鼻腔炎[私の治療]

登録日: 2026.06.08 最終更新日: 2026.06.08

櫻井大樹 (山梨大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座教授)

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好酸球性鼻副鼻腔炎は,好酸球浸潤の著しい鼻内ポリープ(鼻茸)と鼻副鼻腔粘膜の肥厚を伴い,易再発性,難治性の成人発症で,アスピリン喘息を含む気管支喘息の合併が多い疾患である。

▶診断のポイント

【症状】

鼻腔内の中鼻道や嗅裂に浮腫状鼻茸が多発し,ニカワ状の粘稠な鼻漏を伴い,鼻閉や嗅覚障害を呈する。

【検査所見】

JESRECスコアによって判定する1)。①病変が両側性(3点),②鼻茸の存在(2点),③CT画像で篩骨洞優位の陰影(2点),④末梢血好酸球(%)(2< ≦5:4点,5< ≦10:8点,10<:10点)から,11点以上であると臨床的に好酸球性鼻副鼻腔炎と診断できる。さらに, 400倍視野で鼻茸生検組織もしくは手術標本の顕微鏡検査を行い,好酸球が3視野平均で70個以上存在すれば確定診断となる。

重症度は,A項目(末梢血好酸球が5%以上かつ篩骨洞優位なCT陰影の存在)とB項目(気管支喘息,アスピリン不耐症,NSAIDsアレルギーのどれか1つ以上の合併)を両方満たせば重症,どちらか1つで中等症,どちらもない場合は軽症と分類される。


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