出生時および出生後間もなく,足部の変形から疑われることが多い。
基礎疾患の有無により,基礎疾患のない特発性内反足と,基礎疾患のある症候性内反足にわかれる。特発性内反足はギプス治療への反応が良いことが多いが,症候性内反足はしばしば難治である。症候性内反足には先天性多発関節拘縮症やラーセン(Larsen)症候群などに起因するものと,二分脊椎などに起因するもの(麻痺性内反足)がある。いずれの場合も,内反足以外の状態についても診断・治療,および管理可能な施設への紹介が望ましい。
▶診断のポイント
【症状】
前足部の内転,尖足,凹足,後足部の内反,の4つの変形が混在し,特徴的な足部変形を呈する。
先天性内反足の診断において注目すべきポイントは,足関節の背屈可動域制限である。正常な乳児の足関節は他動的に容易に背屈させることができる。しかし,先天性内反足のほとんどは,他動的に足関節を背屈させることが難しい。軽症例では背屈させることができる場合もあるが,背屈可動域は狭く,また,片側例であれば可動域に左右差があることがわかる。
