検索

×
絞り込み:
124
カテゴリー
診療科
コーナー
解説文、目次
著者名
シリーズ

【鼠径部ヘルニア診療ガイドライン2024】術式1:鼠径部切開法(合併症と対策も含めて)[ガイドライン・インフォメーション]

登録日: 2026.03.30 最終更新日: 2026.03.30

小丹枝裕二 (国立病院機構北海道医療センター外科・消化器外科医長)

お気に入りに登録する

2024年5月に出版された『鼠径部ヘルニア診療ガイドライン2024[第2版]』1)は,2015年の第1版2)の内容を改訂し,新たなエビデンスを反映している。本稿では,鼠径部切開法に焦点を当て,その特徴および合併症対策について解説する。

(1)術式選択

鼠径部切開法には,メッシュを使用しない組織縫合法とメッシュ法がある。組織縫合法は再発や慢性疼痛の発生率が高く,汚染手術など特殊な状況を除き,推奨されていない。現在,わが国の鼠径ヘルニア手術の35.4%が鼠径部切開法で,そのほとんどがLichtenstein法,Plug法,Bilayer法,Kugel法などのメッシュ法であり,組織縫合法はわずか0.7%のみであった3)


1 2