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膵癌[私の治療]

登録日: 2026.03.20 最終更新日: 2026.03.20

庄 雅之 (奈良県立医科大学消化器・総合外科学教室教授) 安田里司 (奈良県立医科大学消化器・総合外科学教室講師) 長井美奈子 (奈良県立医科大学消化器・総合外科学教室学内講師)

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膵癌は腹痛,背部痛,黄疸などで発症することが多い。診断時には遠隔転移を伴う切除不能膵癌とされることも少なくない。難治がんのひとつで,近年増加傾向にあるが,薬物療法も進歩しており予後は改善しつつある。

▶診断のポイント

無症状で進行することも多いが,体重減少,糖尿病の発症や悪化など,疑いのある場合には,腫瘍マーカー測定や画像診断を積極的に行うことが肝要である。

▶私の治療指針・処方の組み立て方

画像評価および全身評価で切除可能膵癌と診断した場合は,術前治療後に根治術を行う。術後は補助療法の完遂をめざす。境界型切除可能膵癌の場合には,切除不能膵癌と同様の全身化学療法を半年間行い,手術を企図した場合には,術前化学放射線治療を行った後に切除を行う。切除不能膵癌では,支持療法も用いながら全身化学療法を慎重に実施する。


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