心室を起源とする3連発以上続く頻拍で,通常は心拍数が100回/分以上のものを言う。3連発以上で30秒未満に自然停止するものを非持続性心室頻拍と,30秒以上持続するか,血行動態悪化のために電気的除細動による頻拍停止が必要であるものを持続性心室頻拍と言う。
▶診断のポイント
【症状】
血行動態が保たれていれば動悸,倦怠感を自覚することが多い。特に器質的心疾患に伴う心室頻拍の場合は,持続すれば意識消失をきたし,放置すれば死に至る可能性がある。
【検査所見】
〈12誘導心電図〉
QRS幅120ms以上のwide QRS波形を呈することが多い。心室頻拍では,頻拍中に独立した洞調律のP波を認めることがある(房室解離)。特発性心室頻拍の場合,左脚ブロック+下方軸型の流出路起源のものと,右脚ブロック+上方軸型の左脚後枝領域の特徴的な心電図波形を呈するものの頻度が高い。
〈心臓超音波検査,造影MRI〉
器質的心疾患の有無を評価する。
