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テニス肘[私の治療]

登録日: 2026.01.30 最終更新日: 2026.02.21

佐々木規博 (青森市民病院整形外科部長)

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テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は肘関節外側部の有痛性障害のうち,前腕伸筋群,特に短橈側手根伸筋(extensor carpi radialis brevis:ECRB)起始部の腱付着部症(enthesopathy)である。腱起始部の変性と使用過多による腱組織の微小断裂が原因と考えられており1),30歳代後半から50歳代にかけて好発する2)。性差は明らかでない。腕橈関節内病変が関与しているとの報告もある。肘関節外側部の安静時痛や夜間痛,前腕の倦怠感を訴える。前腕回内位での握りや把持動作,タオルを絞る,ドアを閉めるなどといった手関節背屈動作や手関節伸展位を保持する肢位などで,肘関節外側部痛が誘発される。

▶診断のポイント

上腕骨外側上顆中央部よりやや遠位前方部に圧痛があり,抵抗下手関節背屈テスト,中指伸展テストにて疼痛が誘発される。握力低下も重要なポイントである。

【画像所見】

単純X線で上腕骨外側上顆の骨棘やECRB腱付着部に石灰化像を認めることがある。MRIではT2強調画像やSTIR画像で,ECRB腱付着部の高信号変化を認めることがある。また,関節内に滑膜の増生を認めることもある。


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