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包茎・亀頭包皮炎[私の治療]

登録日: 2026.01.08 最終更新日: 2026.01.08

吉野 薫 (前 あいち小児保健医療総合センター泌尿器科部長/一宮医療療育センター) 田島基史 ()

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亀頭が包皮で覆われている状態を包茎と言う。成人では,包皮を翻転し亀頭の露出が可能な状態を仮性包茎と,包皮輪が狭く包皮を翻転できず亀頭を露出できない状態を真性包茎と言う。小児では,正常発達した陰茎は亀頭が露出しない。低年齢では包皮を翻転できなくても年齢とともに包皮翻転が容易になることが多く,生理的包茎である。しかし,小児でも包皮輪が瘢痕化すると将来的にも亀頭を露出できず,病的包茎に分類される。
亀頭包皮炎は,包茎の状態にある亀頭と包皮の間に生じやすい炎症で,排尿痛,排膿,包皮の発赤・腫脹などの症状を認める。

▶診断のポイント

包皮を陰茎基部に向かって引き伸ばし,亀頭の露出が可能かを判定する。亀頭を露出できない場合は,包皮輪が白色調に瘢痕化していないかをチェックする。包皮輪が狭い包茎の場合,包皮を強引に翻転して亀頭を露出させると,翻転した包皮で陰茎・亀頭が絞扼される嵌頓包茎となる。嵌頓包茎では,露出した亀頭周囲の包皮が全周性に赤く浮腫状となり痛みを伴う。

亀頭包皮炎は,包皮の発赤・腫脹・排膿,排尿痛などの所見で診断する。


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