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進行性核上性麻痺[私の治療]

登録日: 2026.01.13 最終更新日: 2026.02.21

下畑享良 (岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野教授)

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進行性核上性麻痺(progressive supranuclear palsy:PSP)は,古典的には垂直性核上性眼球運動障害,姿勢保持障害,筋強剛,認知症などを特徴とする神経変性疾患である。わが国における有病率は,古典的な臨床像を呈するリチャードソン症候群に限ると5.82~18人/10万人であり,そのほかの臨床亜型を含むと17.90人/10万人とする報告がある。しかし,MDS-PSP基準1)の作成前の報告であり,現在はさらに多いことが推測される。

▶診断のポイント

リチャードソン症候群のほか,初期にはパーキンソン病に類似し,レボドパにも反応する病型(PSP-P)や,筋強剛が目立たずすくみ足が主体である病型(PSP-PGF),小脳性運動失調が目立ち,日本人に多く,多系統萎縮症との鑑別を要する病型(PSP-C)などが存在する。厳密にはMDS-PSP基準1)を用いて診断を行う。


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