持続グルコース測定(continuous glucose monitoring:CGM)の有効性は,血糖低下作用と患者満足度(低血糖への不安減少など)で主に評価される。インスリンポンプ療法と同時に使用されることの多い,リアルタイムCGM(real-time CGM:rtCGM)や,リブレ®などの間歇スキャン式CGM(intermittently scanned CGM:isCGM),といった方法が存在する。どちらも,インスリン使用中の1型糖尿病および2型糖尿病患者において,HbA1c低下作用や患者満足度上昇が報告されている1)2)。
これら2者のどちらが有効かに関しては,isCGMを使用している1型糖尿病患者をrtCGMに変更した群とisCGMを継続使用した群に割りつけ,2群間でどちらの群で血糖が改善したかを検討した,厳密に施行されたランダム化比較試験(RCT)3)を紹介する。