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動物アレルギー[私の治療]

登録日: 2025.10.01 最終更新日: 2026.02.21

福冨友馬 (国立病院機構相模原病院臨床研究推進部部長)

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動物アレルギーは,特定の動物に由来するアレルゲンに曝露した場合に,アレルギー症状が起こる現象である。動物由来の浮遊アレルゲンに対して吸入曝露されることによる即時型アレルギー症状として,喘息発作,鼻や目のアレルギー症状をきたす。また,継続的に当該アレルゲンに曝露されると慢性アレルギー性炎症の原因となり,喘息,アレルギー性鼻炎,アレルギー性結膜炎の持続的な症状の原因アレルゲンとなりうる。ペットとして飼育しているネコ,イヌにより症状が誘発されるケースが多いが,どんな動物でもアレルギーの原因になりうる。稀に,動物に噛まれた際に,即時型アレルギー症状としてアナフィラキシーをきたすこともある。

▶診断のポイント

即時型アレルギーの診断は,特定の動物への曝露(吸入性曝露,接触曝露,噛みつかれ)の直後に起こったアレルギー症状の病歴に加えて,同一の動物に対する血中アレルゲン特異的IgE抗体価検査が陽性になることによって診断する。

喘息やアレルギー性鼻炎などの疾患を保有する患者において,イヌやネコなどの動物アレルゲンに対するIgE抗体が陽性であった場合には,それらの動物アレルゲンへの曝露が疾患の増悪因子である可能性を考慮する。


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