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【尿道狭窄症診療ガイドライン2024年版】代用組織を利用した尿道形成術で口腔粘膜は陰茎包皮と比べて推奨されるか?(CQ8まとめ)[ガイドライン・インフォメーション]

登録日: 2025.08.21 最終更新日: 2026.02.21

浅沼 宏 (慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室准教授)

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代用組織を用いた尿道形成術が適応となった場合,その代用組織として,組織採取の容易さ,生着のよさ,発毛がなく結石形成や感染の防止に優れる特性から,口腔粘膜または陰茎包皮の利用が一般的となっている。

口腔粘膜は,頰部,舌裏面,口唇からグラフトとして採取でき,粘膜再生後は再採取も可能である。採取後の一時的な経口摂取の制限や開口障害はあるものの,採取部位の重篤な合併症は稀である。

一方,陰茎包皮は,グラフトまたはフラップとして利用できる。グラフトとして利用する場合は,採取部位の合併症はほとんどなく,陰茎部尿道狭窄の治療においては1つの手術創で完結できることが患者へのメリットになる(特に,小児期包茎手術の習慣のないわが国では利用しやすい)。しかしながら,尿道下裂や包茎の手術歴がある症例では利用できる余剰包皮は存在せず,硬化性苔癬(lihen sclerosus:LS)における陰茎包皮の使用は再狭窄率がきわめて高くなることが知られている。


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