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米国での臨床留学で学んだ、医学以外の大切なこと(嶋崎鉄兵)[プラタナス]

登録日: 2025.04.17 最終更新日: 2026.02.21

嶋崎鉄兵 (杏林大学医学部臨床感染症学教室)

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私は大学卒業後、市中病院での勤務を経て、その後渡米し、ハワイ、シカゴの教育病院で6年間、内科・感染症研修を行い、現在に至ります。本稿では、ハワイで内科研修を行っていた頃の経験を、個人情報の観点から一部修正した形で共有させて頂きます。

ある晩、救急外来から1人の高齢女性の入院を依頼されました。入院指示を書きながら患者と話をしていると、外見と英語のアクセント(Japanglish)から、私を日本人だと認識されたようです。その上で、彼女は自身の身の上話をしてくれました。

何十年も昔の話ではありますが、米国本土育ちで白人の彼女の娘が、ハワイの日系アメリカ人男性との結婚を希望したそうです。現在では信じられない話かもしれませんが、当時は第2次世界大戦の記憶が色濃く残っており、彼女の親族は、大切な娘を日系人に嫁がせることに強く反対しました。親族の中には、家族や友人を日本との戦争の中で失った方たちもいます。日系人を自分たちの血縁として迎えることが難しかったのも、理解できない話ではありません。


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