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聴力障害[私の治療]

登録日: 2024.11.12 最終更新日: 2026.02.21

羽生 昇 (国家公務員共済組合連合会立川病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科部長)

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まず発症経緯を聴取し,聴力障害の原因検索を優先する。
耳痛,めまい等を伴う場合は対症療法が必要だが,聴力障害に対する緊急性は低く,翌日の専門医受診で対応可能なことが多い。

▶病歴聴取のポイント

患者背景:年齢,性別,生活環境,聴力障害既往の有無は診断のヒントになる。

発症経緯:いつ,どこで,何をしているときに発症したか聴取する。

持続時間:症状が持続的か,断続的か,一過性かを聴取する。

合併症状:聴力障害のほかに,耳痛,めまい,耳鳴,耳閉感,鼻炎の症状がないか聴取する。

▶バイタルサイン・身体診察のポイント

【バイタル】

中耳炎による発熱,めまい,嘔気を伴う場合の血圧上昇を除き,バイタルサインは問題ないことが多い。

【身体診察】

外耳および鼓膜の所見が最重要である。鼓膜の観察には拡大耳鏡を使用するとよい。内耳の観察は不可能である。

外耳疾患や耳垢栓塞,急性中耳炎の診断は容易である。めまいを伴う場合は眼振所見(「めまい」の稿参照)も診断の参考になる。

▶緊急時の処置

聴力低下に対する緊急性は低く,2~3日以内の耳鼻科受診で対応可能なことが多い。耳痛,めまい等を伴う場合は対症療法を行う。


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