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子どものアドボカシーを実践するために最低限必要な知識と最初の一歩は?

登録日: 2024.05.10 最終更新日: 2026.02.21

岡藤郁夫 (神戸市立医療センター中央市民病院小児科医長) 伊藤健太 (あいち小児保健医療総合センター総合診療科医長)

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こども家庭庁ができ,「こどもまんなか」への発想転換が求められている昨今,小児科医として何ができるかを漠然と考えています。そこで,「子どものアドボカシー」という言葉が「こどもまんなか」のキーワードになるのではないかと思いつきました。子どものアドボカシーを実践するために,最低限必要な知識と最初の一歩をどうふみ出すかについて,教えて下さい。
小児科医としてアドボカシーを学ぶために米国に留学された,あいち小児保健医療総合センター・伊藤健太先生にご解説をお願いします。

【質問者】岡藤郁夫 神戸市立医療センター中央市民病院小児科医長


【回答】

【子どものアドボカシー実践の第一歩は「子どもの声を拾い上げる」意識を持つことである】

アドボカシーの語源はラテン語advocare(“ad”「~へ」+“vocare”「呼び出す」)で,「(証人・弁護士などとして)呼ぶ」という意味があります。転じて「代弁すること」「権利擁護」と訳されることが多いです。では,子どものアドボカシーとは何でしょうか。

日本小児科学会は,小児科専門医の医師像の5つの視点の1つに「子どもの代弁者」を置いていますが,何をしてよいのかわかりません。そこで,米国小児科学会(American Academy of Pediatrics:AAP)のAdvocacy Guideに沿って,子どものアドボカシーの実践方法について説明します。

AAPによると,アドボカシーは「変えなければならない問題があることを前提とし,その変化を促し,効果的にする方法」であり,「患者のために発信すること」です。そして,アドボカシーを「個別」「地域」「州・連邦」の3段階に階層化しています。


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