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腎性貧血に対するHIF-PH阻害薬の使い方について

登録日: 2023.03.31 最終更新日: 2026.02.21

柴田洋孝 (大分大学医学部内分泌代謝・膠原病・ 腎臓内科学講座教授) 田中哲洋 (東北大学大学院医学系研究科 腎・膠原病・内分泌内科学教授)

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腎性貧血に対するHIF-PH阻害薬の使い方についてご教示下さい。
東北大学・田中哲洋先生にご解説をお願いします。

【質問者】柴田洋孝 大分大学医学部内分泌代謝・膠原病・ 腎臓内科学講座教授


【回答】

 【赤血球造血の有効性はESAと同等。製剤の特徴をもとに症例ごとに使い分ける】

腎性貧血は慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)の主要な合併症で,従来は赤血球造血刺激因子製剤(erithropoiesis stimulating agent:ESA)と鉄補充による治療が行われてきました。本治療によって患者のQOLは著しく向上し,CKDの進行抑制や心・血管系合併症のリスク低下など多くの治療利益がもたらされてきましたが,コストや注射に伴う侵襲性,ESA低反応性などのアンメットニーズが残されてきました。

2019年より新しいクラスの腎性貧血治療薬であるHIF-PH阻害薬が臨床応用され,新たな治療選択肢が加わりました。現在わが国では保存期・透析期CKDの腎性貧血治療に対して5種類の製剤(ロキサデュスタット,ダプロデュスタット,バダデュスタット,エナロデュスタット,モリデュスタット)が使用可能です。


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