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食物蛋白誘発胃腸症の緊急時対応について

登録日: 2022.07.07 最終更新日: 2026.02.21

山本貴和子 (国立成育医療研究センター アレルギーセンター総合アレルギー科医長) 佐藤未織 (国立成育医療研究センターアレルギーセンター総合アレルギー科)

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非即時型食物アレルギーである食物蛋白誘発胃腸症の緊急時対応は,即時型食物アレルギーとは違うのでしょうか。
国立成育医療研究センター・佐藤未織先生にご解説をお願いします。

【質問者】

山本貴和子 国立成育医療研究センター アレルギーセンター総合アレルギー科医長


【回答】

【急性食物蛋白誘発胃腸炎(acute FPIES)の重症の症状に対し,輸液が治療の主体である】

新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症は,これまで消化管アレルギーと呼称されていましたが,診療ガイドライン1)にて名称が統一されました。主に新生児から乳児で発症し,原因食物を摂取すると嘔吐,下痢,下血,体重増加不良などの症状を呈します。蕁麻疹や咳・喘鳴など即時型食物アレルギー(IgE依存性)でみられる皮膚・呼吸器症状は伴いません。世界的に発症が増えていますが,疾患メカニズムは十分に解明されておらず,非IgE依存性の免疫反応が推測されています。

食物蛋白誘発胃腸症はさらに,食物摂取から症状出現までの時間が短い急性食物蛋白誘発胃腸炎(acute food protein-induced enterocolitis syndrome:acute FPIES),慢性の経過をとる慢性食物蛋白誘発胃腸炎(chronic FPIES),食物蛋白誘発直腸大腸炎(food protein-induced allergic proctocolitis:FPIAP),食物蛋白誘発腸症(food protein-induced enteropathy:FPE)に分けられます。


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