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【他科への手紙】皮膚科→心臓血管外科

登録日: 2016.09.08 最終更新日: 2026.02.21

稲沖 真 (病院機構金沢医療センター皮膚科部長)

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当院の皮膚科に入院される患者さんの疾病は感染症、皮膚腫瘍、皮膚潰瘍、蕁麻疹・薬疹、水疱症、乾癬など多彩ですが、そのうち下肢の蜂窩織炎の患者さんが年間30~40名と、かなりの数を占めています。

下肢蜂窩織炎の患者さんが多い理由の1つとして、当院の心臓血管外科は深部静脈血栓症の治療実績があるため、下腿の腫脹を主訴に当院に紹介されるケースが多いことが挙げられます。そのような患者さんが、静脈超音波検査などで血栓が否定され、蜂窩織炎と診断されて皮膚科に院内紹介され、そのまま皮膚科で入院治療をすることがしばしばあります。

逆に蜂窩織炎を疑われて紹介された患者さんで、下腿が腫脹し、痛みが強い割に発赤や局所熱感は強くなかったため、下肢静脈の超音波検査を行ったところ静脈血栓が見つかり、心臓血管外科に院内紹介となった例もあります。当院の心臓血管外科は、生理機能検査室のスタッフも緊急の超音波検査を実施して下さるので大変助かっています。


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