検索

×
絞り込み:
124
カテゴリー
診療科
コーナー
解説文、目次
著者名
シリーズ

2種類のFlash Glucose Monitoring(FGM)

登録日: 2018.10.24 最終更新日: 2026.02.21

池田香織 (京都大学大学院医学研究科糖尿病・内分泌・栄養内科学) 稲垣暢也 (京都大学大学院医学研究科糖尿病・内分泌・栄養内科学教授)

お気に入りに登録する

【患者への適応と留意点】

Flash Glucose Monitoring(FGM)は上腕に装着して皮下にセンサーを留置し,日常生活中の皮下グルコース値をモニタリングするものであるが,患者自身がリーダーを使ってリアルタイムにグルコース値を確認できるFreeStyleリブレ®と医療機関のリーダーで後方視的に14日分のグルコース値を確認するFreeStyleリブレPro®の2種類がある。保険適用はいずれも同じで,注射薬を使用し,血糖自己測定(SMBG)を行う患者において認められるが,かかるコストは異なり,意義も異なる。

インスリン導入時などに,後方視的にでも持続的な変動の確認が有用な場合は,一時的なFree StyleリブレPro®の使用で足りる。また,予測困難な血糖値変動で生活が障害されているような1型糖尿病患者には,リアルタイムに確認できるFreeStyleリブレ®が特に有用である。

FGMのグルコース値と指先穿刺血糖値を比較した精度評価では,平均絶対的相対的差異(mean absolute relative difference:MARD)が11.4%でSMBG機器に相当する精度であったが,個々のセンサーで精度が異なり,中にはMARDが22%のものもある1)。現時点ではまだ,得られた値の適切な解釈を前提として実施されるべきものであるが,適切に利用すれば臨床にも研究にも大きな貢献が期待される。

【文献】

1) Bailey T, et al:Diabetes Technol Ther. 2015;17 (11):787-94.

【解説】

池田香織,稲垣暢也  京都大学大学院医学研究科糖尿病・内分泌・栄養内科学 *教授


1