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エリテマトーデスに対するヒドロキシクロロキンの使い方【CLEとSLEで投与方法などに違いはあるが,注意点は同様となる】

登録日: 2018.06.24 最終更新日: 2026.02.21

氏家英之 (北海道大学病院皮膚科講師) 谷川瑛子 (慶應義塾大学医学部皮膚科専任講師)

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皮膚エリテマトーデス(cutaneous lupus erythematosus:CLE)や全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus:SLE)の治療にヒドロキシクロロキン(HCQ)が広く用いられるようになってきました。症例の選択法や投与期間,使用に際しての注意点について慶應義塾大学・谷川瑛子先生のご教示をお願いします。

【質問者】

氏家英之 北海道大学病院皮膚科講師


【回答】

HCQの適応は,CLEでは外用薬無効例とプレドニゾロン(PSL)内服でも改善しないか減量できない症例,SLEでは非ステロイド性抗炎症薬(nonsteroidal anti-inflammatory drugs:NSAIDs)効果不十分かつPSL内服を躊躇する軽症例から中等症例が選択の目安になります。

すなわちCLEでは外用療法が無効であるすべての患者,さらにPSL内服中でも症状が改善しない(高用量は有効であるが,減量で再燃)症例が対象となります。しかしHCQのCLEでの有効率は50~80%で,病型により治療への反応性に明らかな差がみられています1)。中でも凍瘡様紅斑はHCQ内服中でも皮疹は新生し,深在性エリテマトーデスと同様有効率は50%以下です(当科データも同じ傾向を示しています)。脱毛では散在性に多発する小型の脱毛斑に有効です。一方,完成した瘢痕性病変での毛髪再生は期待できませんが,毛根が一部観察され,瘢痕を混じた病変は内服を試みる価値があります。


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