重見大介「新型コロナウイルス感染症流行下で妊産婦に生じた変化」(質疑応答【動画版】)
登録日:2021.10.21 最終更新日:2025.09.24
シリーズ: 【Web医事新報チャンネル】~2022/5
質疑応答【動画版】では、現場の臨床医の先生方から実際に寄せられた質問・疑問を取り上げ、専門家が最新の知見・データに基づいてわかりやすく解説します。
今日のテーマは「新型コロナウイルス感染症流行下で妊産婦に生じた変化」。産婦人科専門医、株式会社Kids Public「産婦人科オンライン」代表の重見大介先生にご回答いただきます。
(視聴時間14分・2021年9月2日収録)
【Question】
- 新型コロナウイルス感染症流行下、「産婦人科オンライン」にはどのような相談が寄せられていますか?(0:31)
- 8月に千葉県で自宅療養中の妊婦の方が自宅で早産となり、新生児が死亡する事例がありました。病床の逼迫で自宅療養が増えていることも含め、妊娠中の感染に対する不安の声は多くなっていますか?(3:38)
- オンライン診療の普及が進まないといわれる中、妊産婦へのオンラインサポートの取り組みを広げていくにはどうすればいいでしょうか?(4:37)
- COVID-19パンデミックで新たに見えてきた日本の周産期医療の課題は?(7:45)
【重見先生に編集部から質問】
- 「現在の診療科(産婦人科)を選んだ理由」「どのようなやりがいを感じているか」「今後取り組みたいこと」を教えてください。(10:31)
編集メモ~ここがポイント!
- 妊産婦からはワクチンに関する相談(mRNAワクチンの安全性・有効性、接種のタイミング、副反応への対処法、授乳中の接種など)が非常に増えている
- 感染に対する恐怖、外出自粛によるストレスを抱えている妊産婦も多い
- 妊娠後期(28週以降)の感染では、母体の重症化、早産のリスクが高まる
- 不安なときにスマートフォンから専門家に相談できる仕組みが日本には必要
- 産婦人科と新生児科の診療ができ、かつ、コロナ感染の診療ができる病院は限られており、周産期医療も医療崩壊の可能性がゼロではない
- 体制拡充とともに感染者数をできる限り減らす施策が必要
【関連情報】
産婦人科オンライン(外部サイト)
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[質疑応答~プロからプロへ]周産期医療におけるオンラインサポートのメリットと新型コロナウイルス感染症流行下で妊産婦に生じた変化について(日本医事新報2021年6月19日号掲載)
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【関連書籍】
柴田綾子/重見大介 著『患者さんの悩みにズバリ回答!女性診療エッセンス100【電子版付】』
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