株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

地図状舌・溝状舌

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-07-25
山本信治 (神奈川歯科大学大学院歯学研究科歯学教育学講座准教授)
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  • ■疾患メモ

    地図状舌:原因不明が一般的。ストレス,ビタミン欠乏などとも考えられている。病変部の糸状乳頭は消失。病変の位置や形態が変わることがある。

    溝状舌:舌の表面に多数の溝を認める。先天性と後天性のものがある。後天性は舌炎,外傷,ビタミン欠乏が原因と考えられている。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    〈地図状舌〉

    舌背部に大小様々な白色や赤色の斑を生じる角化異常病変。

    〈溝状舌〉

    通常自覚症状はない。

    好発年齢:加齢とともに増加傾向。

    Melkersson-Rosenthal症候群では,肉芽腫性口唇炎,再発性顔面神経麻痺と合併発症することがある。

    ダウン症候群では,巨舌症と合併発症することがある。

    【検査所見】

    〈地図状舌〉

    舌表面に複数の小さな斑がしだいに拡大,融合して,あたかも地図を描くように移動していく。移動速度は速く,1日~数日で形を変え消失する。

    地図状舌を確定診断するための検査はない。若い女性(月経との関連が指摘されている)と幼児に多いのが特徴であることと,視診と問診所見とで診断される。

    〈溝状舌〉

    溝はほぼ左右対称に形成される。遺伝により数代にわたって同一家系内に発生することがある。

    溝状舌も確定診断するための検査はない。小児期には稀で,青年期で増加して症状も顕著になり,老年期が最も多く,加齢とともに頻度が上昇するのが特徴である。

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