株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

男性不妊症

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-07-24
千葉公嗣 (神戸大学大学院医学研究科外科系講座腎泌尿器科学分野腎泌尿器科学部門)
藤澤正人 (神戸大学大学院医学研究科外科系講座腎泌尿器科学分野腎泌尿器科学部門教授)
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  • ■疾患メモ

    挙児希望を持ち避妊をしないカップルのうち,約15%が1年間で妊娠できないとされる。

    これら不妊カップルのうち,約半数のケースで男性因子が関与していると考えられており,その原因としては精子形成障害,精路通過障害のほか,勃起不全などの性機能障害が挙げられる。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    性機能障害を除けば患者は無症状で,不妊を主訴に受診する。

    【検査所見】

    精液検査を行い,乏精子症,精子無力症,奇形精子症,無精子症の診断を行う。WHOより精液検査の基準値に関するラボマニュアルが発刊されており,日本語翻訳版もインターネット上で入手可能である(表11)

    16_45_男性不妊症

    精液検査で異常所見を認めた場合,生活習慣の聴取,身体所見の診察,内分泌検査を行う。無精子症症例では染色体検査や遺伝子検査も追加する。問診では喫煙や高温環境,精子形成に影響を与えうる内服薬の有無などをチェックする。

    身体所見では外性器や陰毛の発育,精巣容量のほか,立位と臥位で精索静脈瘤の有無を診察する。外性器や陰毛の発育不良はテストステロン分泌不全を,精巣萎縮は精子形成障害を示唆する所見である。

    内分泌検査では血清ゴナドトロピン値(FSH,LH),テストステロン値を評価する。一般的に精路通過障害では正ゴナドトロピン,正テストステロンであるが,精子形成障害では正~高ゴナドトロピン,正~低テストステロンを呈する。

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