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脳動静脈奇形(AVM)

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-03-28
鈴木謙介 (獨協医科大学越谷病院脳神経外科准教授)
兵頭明夫 (獨協医科大学越谷病院脳神経外科教授)
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  • ■疾患メモ

    脳動静脈奇形(arteriovenous malformation:AVM)は脳内に動脈-静脈シャントを有し,流入動脈,ナイダス(nidus),流出静脈で構成される疾患である。

    病巣には毛細血管を欠き,流出静脈に圧負荷がかかることにより皮質下出血や痙攣にて発症することが多い。

    特に小児における皮質下出血の際には第一に疑うべき疾患であるが,成人にも多く,脳血管造影により確定診断をつける必要がある。

    ■代表的症状・検査所見

    【症状】

    出血発症の場合,病巣の部位により神経症状は様々であるが,意識障害や片麻痺にて発症することが多い。脳室内出血で発症することもあるので注意を要する。

    痙攣にて発症する例も多く,MRIによる精査は必須である。

    AVMは脳動脈瘤を合併することもあるので,くも膜下出血で発症することも稀ではない。

    最近では脳ドックや頭痛の精査により偶然発見される症例も増加している。

    【検査所見】

    出血発症の場合,出血自体は頭部CTにて診断できるが,AVMの存在はほとんど確認できない。

    MRIによりナイダスなどがsignal voidとして描出されることが多く,AVMと診断できる(図1)。ナイダスが小さい場合でも,MRAでAVシャントが描出されることもある。

    AVMを疑った場合は脳血管造影による確定診断が必須となる(図2)。

    08_08_脳動静脈奇形(AVM)

    08_08_脳動静脈奇形(AVM)

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