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硬膜下血腫

登録日:
2017-03-16
最終更新日:
2017-07-19
丸島愛樹 (筑波大学医学医療系脳神経外科,救急・集中治療科講師)
松村 明 (筑波大学医学医療系脳神経外科教授)
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  • ■疾患メモ

    【急性硬膜下血腫】

    頭部外傷により脳動脈や架橋静脈が損傷して,硬膜とくも膜の間に急速に血腫を形成する。

    脳挫傷や外傷性くも膜下出血を伴うことがある。

    意識清明期(lucid interval)を伴うことがある。

    血腫による頭蓋内圧亢進症状,脳挫傷による巣症状が出現する。

    脳ヘルニアまで進行すると緊急手術を行っても予後不良であることが多い。

    【慢性硬膜下血腫】

    頭部外傷の際に架橋静脈が破綻して,数週から2,3カ月の間に被膜を伴う血腫を形成しながら徐々に増大する。

    高齢者と乳児に多い。

    頭部外傷歴が不明な場合もある。

    ■代表的症状・検査所見

    1)急性硬膜下血腫

    【症状】

    軽度~中等度:頭痛,吐気,嘔吐などの頭蓋内圧亢進症状

    中等度~重度:意識障害,瞳孔不同・散大,片麻痺,除脳・除皮質硬直,Cushing現象(高血圧,徐脈,呼吸数減少)などの脳ヘルニア徴候

    【検査所見】

    頭部CT:硬膜下に三日月形の高吸収域の血腫の貯留,正中偏位(midline shift),脳底槽・脳溝の不明瞭化(図1)。

    08_06_硬膜下血腫

    2)慢性硬膜下血腫

    【症状】

    頭痛,片麻痺,歩行障害,認知症,意識障害

    【検査所見】

    頭部CT:硬膜下に三日月形の低~等吸収域の血腫の貯留,正中偏位(midline shift),脳溝・脳底槽の不明瞭化(図2)。

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